どこをとってもぽってりとして角のない、
やわらかなラインに包まれた山野辺さんのマグカップです。

焼かれる前の陶土の、快い弾力を伝えてくれる取手。
きめ細やかなパン生地をキュッと引き伸ばしたみたいで、
ちょっと美味しそうです。

底がすぼまったベル型。

口元は明るく開いています。

ふわりとしたやさしい口当たりがたまりません。

底部ののこの、すの入ったプリンみたいな窯変も素敵。
見た目に味わい深いですが、繊細で奥行きのある触れごこちに
しんそこほっこり、心が馴染みます。

左：マグカップB clicK!　右マグカップA clicK!