リブ・アート　オンラインショップ

ノイズのそぎ落とされた普遍的なフォルムの美しさはミニマルアートさながら。
それでいて、しっとりとして優しい繊細な漆の色や触感。
上質な手仕事ならではの気品が、ほんのりと艶めくような瀬戸國勝さんの器です。

蒔地小鉢は、私も長年使っているのですが、 一つ買い足した時、ふと、それまで使っていたものと比べて本当に驚きました。
新品がマットな質感に思えるほどに、使い慣れた方のお椀は自然に磨かれてつやつやになっていたのでした。
これがまた、えもいわれぬ複雑さを秘めた上品な艶なのです。
「漆器は使ってみないとわからない。塗りの浅いものは途中ではげたり欠けたりするけれど、よいものは使えば使うほどよくなる 」
と聞きますが、漆器の美しさの本質を体感したような経験でした。

プロフィール
1945　輪島生まれ
1973　偉大な陶工と出会う
1975　工芸店てふてふを創る
1991　百盆展に参加（総勢23名）
1993　各地で個展、グループ展をはじめる
2005　ニューヨーク 於　個展
2006　ウィーン 於 個展